中国語とクリティカルエイジ


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中国語とクリティカルエイジ

クリティカルエイジが中国語習得を妨げる!

クリティカルエイジという言葉を聞いたことがありますか?
遺伝的に身体の器官・機能が成長する年齢の上限が決まっているのは想像しやすいと思いますが、能力についても同じことがあてはまります。人間のDNAが、人間の器官・機能・能力が発達する年齢の上限を支配しており、その上限をクリティカルエイジと言います。

一般的に言語習得の場合、8〜13歳までに母国語としての言語の習得が止まってしまうと言われています。
言語習得のクリティカルエイジは13歳ということです。
逆に13歳までの期間は、言語習得に極めて有利な期間であると捉える事が出来るのですが、これは生まれてからこのころまでは脳が発達し続け、学習能力が非常に高く保たれるということです。

中国語の勉強・学習にあてはめてみましょう。
中国語習得のクリティカルエイジは母国語習得と同じ13歳くらいまでです。
クリティカルエイジを過ぎてからの中国語学習は、人間のDNAに埋め込まれている情報に逆らうことになります。大げさかもしれませんが、それは人体の仕組みに逆らうことになります。当然、困難です。

大人が中国語をスムーズに勉強・学習し、完全に習得するには、このクリティカルエイジを克服しなければなりません。

クリティカルエイジを克服しろ!

14歳以降に中国語をスムーズに勉強・学習するにはクリティカルエイジを克服しなければなりません。
もちろん、これは簡単ではありません。
クリティカルエイジを迎える前、つまり子どものうちに中国語の勉強・学習を始めることができればベストです。
では、クリティカルエイジを迎えた大人は、どうすればより効率的に中国語の勉強・学習を進めることができるのでしょうか?

14歳以降での中国語の勉強・学習は、クリティカルエイジの克服の成否がその成功率を大きく左右しますが心配は要りません。
私たちは、最新の脳科学や言語学の発達の恩恵で、その答えを知ることができるのです。
中国語の勉強・学習におけるクリティカルエイジの克服法は既に編み出されています。
中国語の発話能力、中国語のリスニング能力、そして、音素・音韻・統語論・意味論・語用論など、言語現象全体を同時にマスターするのです。こうすることで、脳内にもともと備わっている言語に対するチューニング能力が働き、クリティカルエイジを克服することができるのです。

もう少し具体的にお話しましょう。
正しい中国語の勉強・学習方法とは、中国語を日本語に対訳させずに、中国語のまま脳に叩き込む方法を採ることです。この学習方法で中国語の発話能力、中国語のリスニング能力、そして、音素・音韻・統語論・意味論・語用論など、言語現象全体を同時にマスターできるのです。

最新の脳科学・言語学では、中国語の学習に日本語を介在させないことによって、中国語の勉強・学習の障壁であるクリティカルエイジが克服できるということが発見されているのです。
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