中国語とユニバーサル文法


TOP中国語習得の基礎知識>中国語とユニバーサル文法
中国語とユニバーサル文法

人は生まれながらに文法能力を持っている

ユニバーサル文法説は「人はもともと全ての言語の文法能力を持っている」とする学説です。
考えてみれば、中国人が中国語の文法を学ばなくとも、中国語を自然と理解できるようになるのですから当然です。仮に、この中国人が英語圏で生まれ育てば、英語を自然と理解するようになるのです。このように、人はどの言語に対しても生まれながらにして文法能力を秘めているのです。

ユニバーサル文法説は、言語学の世界的権威マサチューセッツ工科大学のチョムスキー教授が提唱した理論です。このチョムスキー教授は、現代の言語学の頂点に立つ人間の一人です。決して、眉唾の理論ではないでしょう。

ユニバーサル文法説をもう少し掘り下げてみましょう。
違う表現をすれば、言語の文法知識がもともと脳内にプログラミングされているということです。これは、勉強して身につけることを否定することです。
つまり、中国語はもちろん、言語の習得においては、文法は勉強してはならないのです。
ネイティブのように中国語を身につけたいのであれば、脳に備わった中文法能力を開花させるような仕組みを持つ中国語の勉強・学習方法を用いなければなりません。

秘められた文法能力を開花させろ!

残念ながら、従来の学校式言語教育では、いつまでたっても中国語を身につけることはできません。
では、どのようにすれば、ユニバーサル文法説でいわれる秘められた文法能力が開花するのでしょうか?

答えは「人間が、本来、言語を習得する方法を踏襲すればよい」です。
つまり、赤ん坊が言葉を覚えるとおりに中国語を勉強・学習するということです。
赤ん坊の言語学習体系《見る・聴く・感じる→話す→文字を覚える》を、中国語の勉強・学習でも行えばよいのです。

人が本来、言葉を習得するエッセンスを抽出し、体系化できれば、従来のような文法の学習方法を採ることなく、非常に効率的に中国語を習得することができるのです。
sponsored link